いつか見た船

迷える子羊とその日記

若者の感覚は確かに全然違うよね



私は特に遊んだりしない人ですが、理由が理由だけに他の人のものを強くしただけのものだと思う。


私が遊ばない理由は不安だから。


勉強しないと蹴落とされる。働けるようにならないと生きられない。もっと英語を喋れるようにならないと、もっと日本語ででも円滑にコミュニケーションをとれるようにならなければ、営業職は絶対に向いてないけどかといって事務員もこれからなくなるだろうから専門職に行かないと、そのためには勉強しか…などなど。
親はバブル期を経験しているので、正直この感覚とは掛け離れている。私自身遊びまくっている親を見て、
 

①ああ元気だな、あんなに遊んで遊びって楽しいのかなーバーベキュー? する友達いないよ? そもそも数がいないのにみんな忙しいし…時間は作るもの? うるせーわかってる優先順位の問題だよ!

②高い外食よりうちで作ったごはん、だって寛げないしっていうかなによりお金ないよ、食べ過ぎるとまた辛いし量の調節できないし、外食って意外に体力使うんだよね

③結婚したいって言うけど結婚するのが早すぎるって? いやいや子供産むの早い方がいいよあんたたちも歳でしょ、産まないにしても確保できる選択肢を増やしたい…何があるかわからんぞ!

④車かあー旅行するには便利だけどなあー生活状況次第だよなあ、レンジローバー好きだけど実際には買わないだろうな、スバルのレヴォーグとか実用性も立ち姿も結構キレイじゃね? バランスいいよね


って考えたりする。私はこんな感じ。

この両方の考えは、経済状況もそうだし、技術革新によるところもある。グローバル化(人、もの、情報、カネのフローの増大)とインターネット。娯楽はもう手の届くところにある。パソコンを開けばいい。わざわざゴルフに行く必要はない。そこまでのコストもかけられない。
グローバル化に対抗できない国力の衰微も出てきてる。競争力が落ちてる。この場合の国力は経済状況を起点にしているけれど、経済、産業的なことは映画にものすごく出ている。今の洋画に日本人出てくるかな? 減ってないかな。 

物品でいえば、一昔前はパソコンがみーんなvaioだったのに今はサムスンとかになっている。スマホもそう。ソニー撤退したしね。
自動車産業は? スズキもだめ、三菱もだめ、下請けがバタバタ倒れて技術はなくなるか、または流出。残ってるのはトヨタ、スバル、ホンダ、ニッサン? 最近アメリカの投資銀行が日本の自動車業は四社ぐらいに再編されるって言ってましたよね。そうなったらどうなる? 何で勝負する? 人工知能搭載のカーナビ標準装備できる?
潜水艦の受注争いは生命維持装置がついてないから負けたんです。日本のニュースには載ってないな。ないものは輸入するしかない。とはいえそうするとコストがかさむ。

という状況だと若者の側も、どうしよう、何で食っていこう、と思うわけですよ。もちろん、スバルのアイサイトとか、積水のエコハウスとか、強みのある企業はあるけどね。
制度も日本的雇用慣行は高度経済成長期のモデルで、もう今には当てはまらない。どうしても維持したいならカネにモノ言わせればいいがモノを言わせるカネもない。変えたいなら今の上の世代がいなくならないと…少子化だから根本的に数で劣る部分もあるし。選挙は数だ! 大阪都構想
他にもワークライフバランス、男女差というか統計的差別の話、そこから出てくる少子化、待機児童問題、介護問題に労働者の薄給、あれこれいろいろ。


国力ってのはいろんな見方がありますが、ベースはやっぱり経済だと私は思います。その後にいろんな現象が出てくる。OECDの幸福度ランクとかね。経済中心とは言いながら、経済は人的資本中心の情報経済ではあるけど、これからも変わっていくんだろうな。


ところで私よりさらに若い世代は一体どうなるんだろう。妖怪ウォッチとポケモンでいえば、世界観的にはやっぱりポケモンの赤緑が一番深みがあると思う…。あの国家? システムがとても興味深い。ミュウツーの逆襲は未だに観る。ありゃすごいぞ。1998年の映画とは思えない。あの路線で行って欲しかった…。